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【トランペット初心者必見】息をたくさん吸うのが怖い原因と解決方法|ブレス練習で演奏が激変した体験談
トランペット初心者の方から、非常によく聞く悩みがあります。それが「息をたくさん吸うのが怖い」という問題です。
私自身も、トランペットを始めたばかりの頃、この悩みに長い間苦しめられてきました。
「息を吸いすぎると音がひっくり返りそう」「苦しくなりそう」「周りに変な顔で見られそう」
そんな不安が先に立ち、思い切ってブレスができないまま演奏してしまう。結果として、音が細くなり、フレーズの途中で息が足りなくなり、ますます自信を失う……。
この記事では、トランペット初心者がなぜ息をたくさん吸うことに恐怖を感じてしまうのか、その原因を掘り下げつつ、私自身がブレス練習を通してどのように克服していったのかを、体験談を交えながら詳しく解説していきます。
これから紹介する内容は、特別な才能や肺活量が必要なものではありません。正しい考え方と、地道なブレス練習を続けることで、誰でも改善できる内容です。ぜひ最後まで読んでみてください。
トランペット初心者が「息をたくさん吸うのが怖い」と感じる理由
① 息を吸う=苦しいという思い込み
私がトランペットを始めたばかりの頃、「息をたくさん吸う=苦しくなる」という強い思い込みがありました。
学生時代の体育の持久走や水泳の経験から、「息を限界まで吸うと、あとが苦しい」という記憶が体に残っていたのだと思います。
そのため、トランペットを吹く前から無意識にブレーキをかけ、「これくらいでいいだろう」と中途半端な量しか息を吸っていませんでした。
② 吸いすぎて音が暴走するのが怖い
初心者の頃は、息を少し多めに吸っただけで、音が急に大きくなったり、音程が不安定になったりしました。
私はその経験から、「たくさん吸うと音がコントロールできなくなる」と思い込んでしまったのです。
結果として、「安全な量」しか吸わないクセがつき、いつも息が足りない状態で演奏していました。
③ 周囲の目が気になってしまう
ブレスをするときに、胸やお腹が大きく動くのが恥ずかしいと感じる人も多いと思います。
私も、合奏中に「一人だけ大きく息を吸って目立っているのではないか」と気になり、思い切ったブレスができませんでした。
息をたくさん吸えないことで起きていた具体的な問題
フレーズの途中で必ず息切れする
中途半端なブレスしかできないため、4小節も持たずに息が尽きてしまいます。
ロングトーンは最後がフラフラになり、メロディでは音の終わりが急に弱くなる。これが常態化していました。
音が細く、存在感がない
息の量が少ないため、音に芯がなく、遠くまで飛ばない音になっていました。
自分では吹いているつもりでも、客観的に聴くと「鳴っていない」状態だったのです。
演奏に余裕がなく、常に不安
「次のフレーズ、持つかな……」という不安が常に頭にあり、音楽を楽しむ余裕がありませんでした。
息の問題が、精神的なプレッシャーにも直結していたのです。
転機になった「ブレス練習」との出会い
そんな状態が続く中、あるとき先輩奏者から言われた一言が、私の考え方を大きく変えました。
「息は使うために吸う。怖がるものじゃない」
この言葉をきっかけに、私は「吹く前の息」ではなく、「吸う行為そのもの」を練習する必要があると気づきました。
実際に効果があったブレス練習方法【初心者向け】
① 楽器を持たずにブレスだけ練習する
最初に行ったのは、トランペットを持たずにブレスだけを練習することでした。
椅子に座り、背筋を軽く伸ばし、以下を意識します。
- 口を軽く開ける
- 音を立てずに一気に息を吸う
- お腹と背中が同時に広がる感覚を意識する
「たくさん吸おう」と考えるのではなく、「空気が自然に入ってくるのを邪魔しない」ことを意識しました。
② 吸った量を吐き切る練習
次に、吸った息を細く長く吐く練習を行いました。
このとき、「息が余る感覚」を体に覚えさせることが目的です。
最初は10秒も持ちませんでしたが、毎日続けるうちに、自然と吐ける時間が伸びていきました。
③ 楽器を使った超短いフレーズ練習
いきなり長いフレーズを吹くのではなく、2拍〜1小節だけを全力で息を使って吹く練習をしました。
「息をたくさん吸っても、ちゃんとコントロールできる」という成功体験を積むことが目的です。
ブレス練習を続けて感じた明確な効果
息を吸うことへの恐怖が消えた
最も大きな変化は、「息を吸うのが怖い」という感情そのものが消えたことです。
ブレスは準備ではなく、「演奏の一部」だと自然に思えるようになりました。
音に芯と安定感が出た
息の量に余裕ができたことで、音が安定し、ロングトーンでも最後までしっかり鳴るようになりました。
周囲から「音が太くなったね」と言われたときは、本当に嬉しかったです。
演奏に精神的な余裕が生まれた
「息が足りなくなるかも」という不安がなくなり、フレーズや表現に意識を向けられるようになりました。
結果として、演奏すること自体が楽しくなったのです。
トランペット初心者の方へ伝えたいこと
息をたくさん吸うのが怖いと感じるのは、決して珍しいことではありません。
むしろ、多くの初心者が通る自然な段階だと思います。
大切なのは、「怖いから吸わない」のではなく、正しく吸う練習をすることです。
ブレスは才能ではなく、練習で身につく技術です。
もし今、息に不安を感じているなら、まずは楽器を置いて、呼吸だけと向き合ってみてください。
その一歩が、トランペット演奏を大きく変えるきっかけになるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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