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【トランペット初心者必見】口が震えて音が不安定になる原因と、ロングトーンで安定させる方法
トランペット初心者が最初にぶつかりやすい壁の一つに、「口が震えて音が安定しない」という悩みがあります。私自身もまったく同じ問題に悩まされ、思うように吹けずに落ち込んだことが何度もありました。本記事では、私が実際に経験したトラブルと、その解決に役立った「軽いロングトーン」の練習方法を詳しく紹介します。
口が震えて音が不安定になる原因とは?
私がトランペットを始めたばかりの頃、音は出るのに、長く伸ばそうとすると唇が震えてしまい、ブレた音しか出せませんでした。特に中音域のG〜Bあたりは安定せず、思い切り吹けば吹くほど震えが悪化していきました。
後から気づいたのですが、震えが起きる主な原因は以下のようなものでした。
- 息の圧力が強すぎる…音を出そうとして吹き込みすぎていた
- 唇の力み…口を締めてしまい、振動が不自然になっていた
- アンブシュアが固定できていない…上下の唇の位置が毎回ズレていた
- ウォームアップ不足…いきなり吹こうとして唇が準備できていなかった
つまり、私の場合は「吹こうとする力が強すぎて、唇が自然に振動できていなかった」ことが震えの大きな原因でした。
軽いロングトーンで唇を慣らしたらどう変わった?【体験談】
そんなとき、先輩から言われたのが「もっと軽くロングトーンをしてみなよ」という一言でした。半信半疑で試してみると、本当に驚くほど効果がありました。
● 実際に行ったロングトーンの方法
- 吹く前に軽めのリップスラーで唇を柔らかくする
- pp(とても弱く)の息で中音域のGを5〜8秒伸ばす
- 口角を少しだけキュッとする程度で力は入れない
- 息を「押し込む」のではなく「流す」イメージ
- 成功したら少しずつ音量を上げていく
特に意識したのは、「息を弱く、唇を振動させてあげる」ことです。これだけで唇の震えが大幅に減り、安定した音が出るようになりました。
● ロングトーンを続けた結果
この練習を毎日5分取り入れたところ、わずか1週間ほどで明らかな変化がありました。
- 長い音が揺れず、まっすぐ響くようになった
- 高音域での不安定さが減った
- 口の力みがなくなり、疲れにくくなった
- 音の立ち上がりがスムーズになった
特に嬉しかったのは、苦手だった中音域のロングトーンが気持ちよく伸びるようになったことです。今まで震えていた原因が「息の使い方」と「唇の準備不足」だったことを、身体で理解できた瞬間でした。
口の震えに悩む初心者に伝えたいこと
口が震えて音が安定しないのは、トランペット初心者なら誰でも一度は経験することです。決して才能の問題ではなく、正しい練習を重ねれば必ず改善していきます。
特に「軽いロングトーン」は、唇の振動を自然に整えてくれる非常に効果的な練習方法です。ほんの数分取り入れるだけで、吹きやすさが大きく変わります。
まとめ:ロングトーンは最強の基礎練習
もしあなたが私と同じように「口が震えて音が安定しない」という悩みを抱えているなら、今日から軽いロングトーンを試してみてください。唇がリラックスし、音が安定する実感がきっと得られます。
焦らず、力まず、弱い息から。これだけでトランペットの上達スピードは大きく変わります。

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