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【トランペット初心者向け】マウスピースが深く入りすぎる原因と改善方法|角度調整で音が劇的に変わる!
マウスピースが深く入りすぎて音が不安定だった私の失敗談
トランペットを始めたばかりの頃、私はずっと「なんでこんなに音が詰まるんだろう…」と悩んでいました。
特にロングトーンになると、音が途中でガサついたり、息がどこかに逃げてしまったりして、思うような響きが出ませんでした。
何度アンブシュアを調整しても改善せず、練習すればするほど逆に力んでしまう状態が続いていました。
ある日、先輩に「マウスピース、ちょっと深く入りすぎてない?」と言われ、自分では全く意識していなかったポイントに気づかされたのです。
鏡で確認すると、確かにマウスピースが唇に対してほぼ垂直に当たり、しかも思い切り押し込み気味でセットしていました。
当時は「しっかりつけたほうがいい音が出る」と思い込んでいましたが、それが不調の原因だったのです。
なぜマウスピースが深く入りすぎると音が出しにくくなるのか
マウスピースを深く当てすぎると、唇の振動するスペースが狭くなり、息の流れがスムーズに通りません。
特に初心者ほど、安定させようとして押し込みがちですが、それが逆に唇を固くし、音を詰まらせる原因になります。
また、角度が垂直すぎると下唇に余分な圧力がかかり、音域が上下どちらも不安定になります。高音は締まりすぎ、低音は息が抜けるような感覚が生まれ、結果として響きのない音になってしまいます。
私の場合もまさにこの状態で、どれだけ息の量を増やしても音の抜けが悪く、ずっと「何かが噛み合っていない」感覚がありました。
角度を調整し浅くつけたら音が劇的に改善した体験談
先輩に指摘されてから、私は「マウスピースを浅めに、角度をわずかに下向きにする」方法を試してみました。
まずは鏡を使って、押し込みすぎないように軽く当てるところからスタート。すると、最初のロングトーンで「あれ…音が前に飛ぶ?」と驚いたのを覚えています。
浅めにセットすることで唇の振動が自由になり、息がスムーズに音へ変わる感覚が得られました。
特に中音域の安定感が大きく変わり、以前のように音が割れたりこもったりする場面がほとんどなくなりました。
さらに、角度を少しだけ下向きにすることで、下唇への負担が減り、アンブシュア全体がラクに保てるようになりました。
結果として高音も低音もコントロールしやすくなり、演奏後の唇の疲労感も大幅に軽減しました。
初心者でも今日からできる!マウスピース浅めセットのコツ
- 鏡を見てマウスピースの角度をチェックする
垂直に当たりすぎていないか確認しましょう。 - 押し込みすぎず、軽く当てる意識
「乗せる」感覚でセットすると唇が自由になります。 - 浅めにセットしてロングトーンを試す
音の抜けが良くなる感覚をつかみやすいです。 - 息をしっかり前へ流す
浅めにすると息が音に変わりやすくなります。
まとめ:マウスピースの角度と浅さで音が劇的に変わります
トランペット初心者の多くが、無意識のうちにマウスピースを深く押し込みすぎています。
以前の私もそうでしたが、角度をほんの少し調整し、浅くセットするだけで音の伸びや響きがまるで別物になります。
もし今、音が詰まる・響かない・疲れやすいといった悩みがあるなら、まずはマウスピースの当て方を見直してみてください。
ちょっとした工夫だけで、演奏が驚くほどラクになり、楽器がもっと楽しくなります。

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