トランペットを始めたばかりの方に多い悩みの一つが、「長く音を出そうとすると口が疲れる」という問題です。私もトランペットを始めた頃、まさにこの悩みに悩まされました。せっかく練習しても、数秒音を伸ばすだけで口の周りが張り、息も続かず、長いフレーズが吹けない日々が続きました。今回は、私の体験を交えながら、初心者でもできる「小分け練習」を使った解決法をご紹介します。
目次
なぜトランペットで口が疲れるのか?原因を理解しよう
私が最初に気づいたのは、口が疲れる原因には明確な理由があるということです。
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口周りの筋肉が未発達
トランペットを吹くとき、唇や口角、顎周りの筋肉を使います。初心者の場合、これらの筋肉はまだ十分に鍛えられていないため、少し音を伸ばしただけで疲れてしまいます。 -
息の使い方が効率的でない
息を一気に吹き出そうとすると、口や顎に余計な力がかかります。私は最初、音を大きくしようとして力任せに吹く癖がありました。その結果、数秒で唇がピリピリと痛くなり、音を持続させることができませんでした。 -
無理な長音練習
長い音を一気に練習することは、筋肉に大きな負荷をかけます。初心者にとっては、毎回無理に長音を吹くことは逆効果になることがあります。
私の体験談:長音に挑戦して挫折した日々
私はトランペットを始めて1か月目、自己流で長音練習に取り組んでいました。まずは「10秒間持たせる!」と決め、息をフルに使って挑戦。しかし、3秒目くらいで口周りが張り、5秒目には音が小さくなり、8秒で完全に途切れてしまう…という状態でした。
毎回同じことの繰り返しで、自分は向いていないのではないかと悩む日々。結果、練習自体が楽しくなくなり、モチベーションも下がってしまいました。
この時、トランペット講師にアドバイスをもらい、「長音は小分けに練習しよう」と教わりました。それが私のトランペットライフを大きく変えるきっかけになりました。
解決策:「小分け練習」で口の疲れを軽減
小分け練習とは、長い音を一度に吹くのではなく、短い音に分けて段階的に練習する方法です。具体的には次の手順で行います。
ステップ1:短い音から始める
最初は2〜3秒の音を吹くことから始めます。息をゆっくり吐きながら、口周りに力を入れすぎないよう意識します。
私の場合、最初は2秒が限界でしたが、口が疲れにくいので毎日続けることができました。
ステップ2:秒数を少しずつ伸ばす
次に、2秒→3秒→4秒…と少しずつ音を伸ばしていきます。ここで大切なのは、口や唇に余計な力が入らない範囲で伸ばすことです。焦って無理に長く吹こうとすると、再び疲れや痛みが出てしまいます。
ステップ3:区切って休憩する
例えば10秒の音を吹く場合、4秒吹いて一旦口を休め、再び3秒吹く…というように分けて練習します。これにより、口周りの筋肉に過剰な負担をかけず、息のコントロールも身につきます。
ステップ4:日常練習に取り入れる
私は毎日のウォームアップとして、小分け長音練習を取り入れました。最初は2秒→3秒の短い音を10回程度吹くだけ。1か月後には、5秒以上の音を楽に吹けるようになりました。
小分け練習の効果とは?
私が小分け練習を取り入れて実感した効果は次の通りです。
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口の疲れが格段に減った
無理なく練習できるので、長時間練習しても口周りが張りにくくなりました。 -
息のコントロールが向上
音を短く区切ることで、息の出し方を意識しやすくなり、効率的に吹けるようになりました。 -
長音が徐々に安定
数秒しか持たなかった長音が、少しずつ安定して10秒以上吹けるようになりました。これは、自分に自信を持つ大きなきっかけになりました。
小分け練習をさらに効果的にするポイント
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鏡で口の形をチェックする
口が崩れていないか、無駄な力が入っていないかを確認できます。 -
録音して確認する
自分の吹いている音を録音すると、音の安定感や息のコントロールの変化が分かります。 -
少しずつ秒数を伸ばす
無理に長い音を一気に吹くのではなく、日々の練習で少しずつ延長することが大切です。
まとめ:初心者でも無理なく長音が吹ける
「音を伸ばすと口が疲れる」という悩みは、初心者にとって自然な現象です。私自身も、長音を一気に吹こうとして何度も挫折しました。しかし、小分け練習を取り入れることで、口の疲れを防ぎながら長音を安定して吹けるようになった経験があります。
初心者の方は、まずは無理のない短い音から始め、少しずつ秒数を伸ばす「小分け練習」を取り入れてみてください。毎日の練習に取り入れるだけで、口の疲れを感じにくくなり、トランペットを吹く楽しさが格段に増します。

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