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【トランペット初心者必見】トリプルタンギングが難しい理由と解決方法|ゆっくり確実に練習したら驚くほど改善しました
トランペットを始めてしばらくすると、多くの初心者が必ずぶつかる壁があります。それが「トリプルタンギングが全然できない問題」です。
「タタカ」「タカタ」と教則本には簡単そうに書いてあるのに、いざ吹いてみると、
音はぐちゃぐちゃ、舌はもつれる、テンポは迷子。
最終的には「自分、向いてないのでは?」と真顔で楽器ケースを閉じたくなります。
私もまさにその状態でした。今回は、そんな私自身の恥ずかしくて少し笑える失敗談を交えながら、
なぜトリプルタンギングがうまくできなかったのか、
そして「ゆっくり確実に」練習することでどんな変化が起きたのかを、初心者目線で詳しくお伝えします。
トランペット初心者が悩む「トリプルタンギング」とは何か
まず簡単にトリプルタンギングについて整理します。
トリプルタンギングとは、3つの音を1セットとして素早く区切るタンギング技法です。
代表的な舌の動かし方は以下のように説明されます。
- タ・タ・カ
- タ・カ・タ
シングルタンギングだけでは速いパッセージに限界があり、
トリプルタンギングができるようになると、演奏できる曲の幅が一気に広がります。
…と、理屈は簡単なのですが、実際にやると話は別です。
【体験談】私がトリプルタンギングで完全に迷走した話
私がトリプルタンギングに初めて挑戦したのは、トランペットを始めて半年ほど経った頃でした。
教則本にはこう書いてありました。
「最初はゆっくり練習しましょう」
……が、当時の私はその一文を完全にスルーしました。
「いやいや、ゆっくりやっても意味ないでしょ」
「最初から速く吹けないと本番で使えないじゃん」
そんな謎理論を信じ、メトロノームをいきなり速めに設定。
結果はどうなったかというと――
タタカが「タタァァ…グァ?」になりました。
舌がどこにあるのか自分でも分からず、
音は連続しているのか区切れているのかも不明。
しまいには息も止まり、顔は酸欠状態。
隣の部屋にいた家族から、
「……それ、楽器壊れてる?」
と真顔で聞かれたときは、さすがに心が折れかけました。
トリプルタンギングがうまくできなかった本当の原因
今振り返ってみると、原因は非常にシンプルでした。
① 速さを求めすぎていた
一番の原因はこれです。
「トリプル=速く吹くもの」という思い込みがありました。
舌の動きが理解できていないのに、スピードだけ上げようとしていたため、
舌も息も完全に制御不能になっていたのです。
② 舌の動きを確認していなかった
「タ」「カ」という言葉は分かっていても、
実際に舌のどこをどう使っているのかを意識していませんでした。
その結果、
「タ」はなんとなくできる
「カ」はほぼ事故
という状態になっていました。
③ 息の流れが止まっていた
難しいことをしようとすると、人は無意識に息を止めます。
私も例外ではなく、
トリプルタンギングになると息が止まり、
舌だけで何とかしようとして失敗していました。
解決のきっかけは「ゆっくりでいい」と割り切ったこと
そんな私が変わるきっかけになったのは、
ある日、練習を録音して聞き返したことでした。
速く吹こうとして失敗した音源を聞いて、
自分でも思わず笑ってしまいました。
「これは…速さ以前の問題だな」
そこでようやく、「ゆっくり確実にやろう」と腹をくくったのです。
【実践】トリプルタンギングを「ゆっくり確実に」練習した方法
① 楽器を持たずに口だけで練習
まずはトランペットを持たず、
口だけで「タ・タ・カ」「タ・カ・タ」を発音しました。
最初は鏡を見ながら、
舌がどこに当たっているかを確認します。
これをやると、自分が思っていた以上に
「カ」が雑だったことに気づきます。
② メトロノームを極端に遅くする
次に、メトロノームを「本当にこれ意味ある?」と思うほど遅く設定しました。
正直、最初は退屈です。
しかし、この段階で一音一音を確実に区切ることが重要でした。
③ 息は常に流し続ける
タンギングは舌で音を切りますが、
息まで止める必要はありません。
「舌は動かす、息は止めない」
この意識を徹底しました。
【体験談】ゆっくり練習したら起きた驚きの変化
ゆっくり練習を続けて1週間ほど経った頃、
ある変化が起きました。
以前は「タタカ」が一つの塊だったのに、
3つの音としてハッキリ認識できるようになったのです。
さらに、テンポを少しずつ上げても、
舌がもつれなくなりました。
あれほど苦戦していたトリプルタンギングが、
「難しいけど、できそうな技術」に変わった瞬間でした。
家族に聞かせたところ、
「あ、ちゃんと音楽っぽくなったね」
と言われ、内心ガッツポーズをしました。
トリプルタンギング練習で大切だと感じたこと
- 速さは後から必ずついてくる
- ゆっくりは遠回りではない
- 舌と息は別物として考える
初心者の頃は、どうしても結果を急ぎがちです。
しかし、トリプルタンギングに関しては、
ゆっくり確実に積み上げた人が最終的に一番速くなります。
まとめ|トリプルタンギングが難しいと感じたら「ゆっくり確実に」
トリプルタンギングができないと悩んでいる方へ、
最後に一つだけお伝えしたいことがあります。
できないのは才能の問題ではありません。
ほとんどの場合、練習の順番とスピードの問題です。
私自身、遠回りをしてようやく気づきました。
「ゆっくり確実に」練習することで、
トリプルタンギングは必ず形になります。
もし今、思うようにできずに悩んでいるなら、
ぜひ一度、メトロノームを止めて、
ゆっくり一音ずつ向き合ってみてください。
きっと、昨日より少し前に進んだ自分に気づけるはずです。

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