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【初心者向け】トランペットのアンブシュアが安定しない原因と改善方法を体験談から解説
アンブシュアが安定しない…初心者が最初にぶつかる壁
トランペットを始めたばかりの頃、多くの人が共通して抱える悩みがあります。それが「アンブシュアが安定しない」という問題です。私自身も例外ではなく、練習すればするほど唇がぐらつき、音が震えたり、高い音が出なかったりと悩み続けていました。
当時の私は「もっと強く吹けば良い音が出るだろう」と思い込み、息を無理に押し出していました。しかし、結果は逆効果で、練習すればするほどアンブシュアが崩れていきました。
なぜアンブシュアが安定しなかったのか?原因は“姿勢と口角”にあった
アンブシュアが安定しない原因は人によってさまざまですが、私の場合は姿勢の悪さと口角が固定できていなかったことが大きな原因でした。
当時の私は猫背気味の姿勢で吹いており、上半身が前に傾いた状態になっていました。その結果、息の通り道が自然なラインからズレてしまい、唇に均等に風が当たらず、アンブシュアが不安定になる原因になっていました。
さらに、口角の意識も不十分でした。口をただすぼめて吹こうとしていたため、唇の形が毎回バラバラ。吹くたびにアンブシュアが微妙に変わってしまい、音も安定しない状態でした。
基礎練習を見直した結果…アンブシュアが驚くほど安定した
そこで私は基本に立ち返り、まずは姿勢の改善から取り組みました。鏡の前で、背筋を伸ばし、胸を軽く開いた自然な姿勢を確認しながら構えることを徹底しました。
次に行ったのが口角の固定を意識したロングトーンの練習です。ただ音を伸ばすのではなく、「左右の口角を軽く引き上げて固定する」ことに集中しました。これにより、唇の中央の振動が安定し、アンブシュアが崩れにくくなりました。
最初は数秒伸ばすだけでも大変でしたが、毎日数分でも続けることで少しずつ余計な力が抜け、自然な形が定着していきました。
姿勢×口角固定の練習を続けて得られた効果
この練習方法を続けた結果、私自身驚くほどの変化がありました。
- 音の震えが減り、真っ直ぐ伸びる安定した音が出るようになった
- 高音が以前より楽に出せるようになった
- 唇の疲労感が減り、長時間の練習がしやすくなった
- 音質が柔らかくなり、ブレが少なくなった
特に効果を実感したのは「音の安定感」です。姿勢と口角が整うだけでこんなに変わるのか、と自分でも驚きました。
初心者におすすめのアンブシュア安定トレーニング
最後に、私が実際に効果を感じた練習をまとめます。
1. 姿勢チェック(鏡を使う)
- 背筋を軽く伸ばす
- 胸を開き、肩の力は抜く
- 頭が前に出ないよう注意
2. 口角固定ロングトーン
- 左右の口角を軽く引き上げる意識
- 息を強く押し出さず、自然に流す
- 5秒→10秒→15秒と徐々に伸ばしていく
3. マウスピースだけでの音出し練習
- 姿勢と口角を意識したまま「ぺー」という安定した音を出す
- 唇の震えを感じながら軽く吹く練習を行う
まとめ:安定したアンブシュアは”基礎練習の積み重ね”で必ず身につく
アンブシュアの安定は初心者にとって大きな壁ですが、姿勢や口角といった基本を見直すだけで大きく改善できます。私も同じ悩みを抱えていましたが、基礎練習を丁寧に続けたことで確実に変化を感じられました。
焦らず、毎日の少しずつの練習を積み重ねることで、必ず安定したアンブシュアが身についていきます。ぜひあなたも今日から実践してみてください。


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