目次
【トランペット初心者必見】高音のタンギングが難しい原因と解決方法|舌を高めにしたら世界が変わった話
トランペットを始めたばかりの頃、誰もが一度はぶつかる壁。それが「高音のタンギングがうまくできない問題」ではないでしょうか。
低音〜中音では普通に吹けるのに、高音になると急にタンギングが当たらない、音がスカスカする、舌が追いつかない。ひどい時には「タンギングしているのに息だけ出ている」という、もはやホラーのような現象が起こります。
この記事では、トランペット初心者の頃の私自身が高音タンギングで大迷走した黒歴史を、少し笑えるエピソードを交えながら振り返りつつ、「舌を高めにする」という一点にフォーカスした解決方法を詳しく解説します。
トランペット初心者の方はもちろん、しばらく吹いているけれど高音のキレに悩んでいる方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
トランペット初心者が悩む「高音のタンギングが難しい」問題とは
トランペット初心者の頃、私が一番意味がわからなかったのがこの現象でした。
「高い音を出すだけなら、まあなんとかなる。でもタンギングを入れた瞬間に崩壊する」
ロングトーンで高音は出る。スラーで上がることもできる。でも、楽譜にタンタンタンと高音のタンギングが並んだ瞬間、音は当たらず、リズムは崩れ、顔は真っ赤。
今思えば完全に初心者あるあるですが、当時の私は本気でこう思っていました。
「これはもう才能の問題なのでは?」
しかも合奏になると、この問題はさらに深刻化します。
高音でタンギングが当たらないと、
・自分だけ出遅れる
・変なところで音が出る
・結果、周りからチラ見される
この「チラ見」が地味に効くんですよね。音よりもメンタルが先に崩壊します。
【体験談】高音タンギングができず、口の中で舌が大暴走した話
私がトランペットを始めて半年ほど経った頃の話です。
ある日、バンドで高音が連続するフレーズを練習することになりました。楽譜を見ると、見事に並ぶ高音のタンギング。
私は内心こう思っていました。
「まあ、ゆっくりならいけるだろう」
ところが実際に吹いてみると、舌が全然言うことを聞かない。
頭では「タタタ」とやっているつもりなのに、実際の音は「フ…ス…フ…」みたいな、空気漏れ音のオンパレード。
あまりに当たらないので、私はなぜか舌を一生懸命前に突き出すという謎の対策を始めました。
結果どうなったか。
マウスピースの中で舌が迷子になり、ついには自分でも何をしているのかわからなくなりました。
その姿を見た先輩から一言。
「……今、何と戦ってるの?」
今なら笑い話ですが、当時は本気でした。本気で舌と戦っていました。
なぜ高音になるとタンギングがうまくできなかったのか
後になって冷静に振り返ると、原因はとてもシンプルでした。
原因① 舌の位置が低すぎた
初心者の頃の私は、低音も高音も同じ舌の位置でタンギングしようとしていました。
低音ではそれでも問題ありません。しかし高音では、息のスピードが速くなる分、舌が低いままだと空気の流れをうまくコントロールできません。
結果、タンギングの瞬間に息が逃げたり、音の芯が当たらなかったりしていたのです。
原因② 「強く当てる」ことに意識が向きすぎていた
高音が出ない=もっと強くタンギングしなきゃ、と思い込んでいました。
でも実際は逆で、強く当てれば当てるほど舌は動きにくくなり、高音の繊細なコントロールができなくなっていました。
原因③ 口の中の形を変える意識がなかった
高音では息の通り道そのものを細く、速くする必要があります。
それを唇の力や根性でなんとかしようとしていたのも、失敗の大きな原因でした。
解決のカギは「舌を高めにする」意識だった
そんな私を救ってくれたのが、ある先輩の一言でした。
「高音のタンギングは、舌をちょっと高めにしてごらん」
最初は正直、意味がよくわかりませんでした。
「舌を高めに? 舌って上げるものなの?」と。
しかし、言われた通りに試してみると、驚くほど感覚が変わったのです。
舌を高めにするとはどういうことか【初心者向け解説】
舌を高めにする、というのは思いきり持ち上げるという意味ではありません。
イメージとしては、
- 「タ」より「ティ」に近い感覚
- 口の中の天井に、舌が少し近づく感じ
- 息の通り道を舌で自然に整えるイメージ
舌を高めにすることで、息のスピードと方向が安定し、高音でもタンギングが当たりやすくなります。
【実践】舌を高めにするタンギング練習法
① まずはマウスピースだけで練習
いきなり楽器でやると混乱しやすいので、まずはマウスピースだけで高音域を想定したタンギングをします。
「ティ・ティ・ティ」と心の中で発音しながら、舌の位置を確認します。
② 中音→高音へゆっくり移行
いきなり高音連打はNGです。
中音で舌を高めにしたタンギング → その感覚を保ったまま半音ずつ上へ。
これだけで失敗率が激減します。
③ 強く当てない
舌は「止める」のではなく「触れる」だけ。
これを意識するだけで、音の粒が一気に揃います。
【体験談】舌を高めにしたら高音タンギングが激変した話
この練習を始めて数日後、私はある異変に気づきました。
高音のタンギングで、「当たるかどうか」を考えなくなっていたのです。
以前は一音一音がギャンブルでした。
「次、当たれ…!」
「頼む、出てくれ…!」
それが、舌を高めにする意識を持ってからは、
「あ、普通に当たるな」
という感覚に変わりました。
合奏中に先輩から言われた一言は、今でも忘れられません。
「今日、なんか余裕あるね」
心の中でガッツポーズしました。舌だけで人生が変わるとは思いませんでした。
高音のタンギングに悩むトランペット初心者へ伝えたいこと
高音のタンギングができないと、「自分は下手なんだ」と思いがちです。
でも実際は、ちょっとした身体の使い方を知らないだけというケースがほとんどです。
私自身、舌を高めにするというシンプルな意識だけで、長年の悩みが一気に解消しました。
もし今、高音のタンギングで苦しんでいるなら、ぜひ一度、舌の位置を見直してみてください。
あなたの舌も、きっと今ごろ迷子になっています。
大丈夫です。ちゃんと帰ってこられます。
まとめ|高音タンギングは「舌の高さ」で決まる
- 高音でタンギングが難しい原因は、舌が低いままだったこと
- 強く当てようとするほど、うまくいかない
- 舌を高めにすることで、息と音が一気に安定する
- 初心者でも意識次第で確実に改善できる
この記事が、トランペット初心者のあなたの悩みを少しでも軽くできたなら幸いです。
高音タンギングは敵ではありません。
正しい舌の位置を知れば、ちゃんと味方になってくれます。

コメント