【初心者向け】トランペットで息を入れると唇が広がる原因と改善法|口輪筋トレーニングで安定した音に!

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【初心者向け】トランペットで息を入れると唇が広がる原因と改善法|口輪筋トレーニングで安定した音に!

息を入れると唇が広がる…トランペット初心者の大きな悩み

トランペットを始めたばかりの頃、私が一番悩んでいたのが「息を入れると唇が横に広がってしまう」ことでした。
口をしっかり閉じてスタートしても、息を吹き込んだ瞬間に口の形が崩れ、音はスカスカ。高音どころか中音域でも不安定な状態が続きました。
当時は、練習しても音が安定せず、自分には才能がないのでは…と落ち込みながら練習していたことを覚えています。

なぜ息を入れると唇が広がるのか?原因を知ることが改善の第一歩

原因を先生に相談したところ、「口輪筋の力が不足している」と指摘されました。
口輪筋は、唇の周りをぐるっと囲む筋肉で、アンブシュアを形づくる重要な役割を担っています。トランペットを吹く際、この筋肉が弱いと息圧に耐えられず、唇が横に広がってしまうのです。

特に私の場合、息を強く吹き込もうとするクセがあり、必要以上の圧力が唇にかかっていたことも原因でした。息だけが前へ流れていき、唇の支えが不足していたため、アンブシュアが崩れてしまっていたのです。

口輪筋トレーニングを始めた理由と取り組んだ内容

この弱点を克服するため、私は毎日の練習に「口輪筋トレーニング」を取り入れることにしました。
最初に取り組んだのは次の3つです。

① ストローを使った呼吸トレーニング

細いストローを口にくわえ、唇をしっかり閉じたまま細く長い息を出す練習です。
ポイントは、唇の端から空気が漏れないようにすること。これにより、口輪筋の自然な収縮を身につけることができました。

② ペットボトルキャップ挟みトレーニング

上下の唇でキャップを軽く挟み、10秒キープするシンプルな練習です。
最初はキャップがすぐ落ちてしまい「こんなに筋力がなかったのか」と驚いたほどですが、続けることで唇の中央に支点を作る感覚が育っていきました。

③ 無音アンブシュアセットの練習

楽器を構えず、鏡の前でアンブシュアを作り、息だけを前に送るトレーニングです。
息を入れても唇が広がらないかを確認しながら行うことで、正しい口の締まり具合が徐々に身につきました。

口輪筋トレーニングを続けて感じた効果|体験談

トレーニングを始めて1週間ほど経った頃、明らかに変化を感じました。
息を入れた瞬間に唇が広がらず、以前より少ない息で音が鳴るようになったのです。音の立ち上がりが格段に安定し、「あ、こういうことか!」と腑に落ちた瞬間でした。

さらに続けることで、以前は苦手だったロングトーンもバテにくくなり、音色がまろやかになったと仲間から言われるようになりました。何より、吹いていて安心感が生まれたことが大きな変化でした。

初心者が押さえておくべきポイント

  • 息の量に頼りすぎないこと
  • 口輪筋は毎日少しずつ鍛えること
  • 鏡を使って口の形を確認しながら練習すること
  • 短時間でも継続することが最大のコツ

まとめ|口輪筋を鍛えれば唇の広がりは改善できる

息を入れると唇が広がってしまう悩みは、トランペット初心者に非常に多いものです。
しかし、原因の多くは「口輪筋の不足」や「息の使い方の癖」であり、正しいトレーニングを行えば確実に改善できます。

私自身、コツコツと口輪筋トレーニングを続けたことで、以前の不安定な音が嘘のように改善されました。
もし同じ悩みを抱えている方がいれば、ぜひ今日から数分のトレーニングを始めてみてください。確実に変化を感じられるはずです。

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