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【トランペット初心者必見】真ん中で吹けているかわからない悩みを解決する方法|鏡を使ったアンブシュアチェック術
トランペットを始めたばかりの頃、多くの人が感じる悩みのひとつが「自分はちゃんと真ん中で吹けているのだろうか?」という不安です。私もまさにその一人でした。音は出ているものの、なんだか響きが弱かったり、音が不安定になったりして、「もしかしてマウスピースの位置がズレているのでは?」とモヤモヤし続けていました。
■ 真ん中で吹けていないとどうなる?初心者がつまずきやすい理由
私が真ん中で吹けていないことに気づいたのは、レッスン中に先生から「音が少し流れているね」と言われた時でした。当時の私は、ただ音が鳴ればOKと思っていたため、アンブシュアの位置を深く意識していませんでした。
しかし、後から考えると、音が安定しない理由はとても明確でした。アンブシュアが左右にズレていると、唇の振動が均等に保てず、
- 音が不安定になる
- 高音が苦しくなる
- 響きが弱くなる
- 長時間吹くと疲れやすい
などの問題が起こります。実際、私自身も長い練習をすると、片側の唇だけが異様に疲れることが多く、「なんでこんなにしんどいのだろう…」と感じていました。
■ 鏡を使ったチェック方法を知って世界が変わった
そんな私の意識が大きく変わったのは、先生に「鏡を使って吹いてみて」と言われた瞬間でした。正直、最初は半信半疑でした。しかし実際にやってみると、衝撃の事実に気づいたのです。
鏡に映る自分の口元を見たら、マウスピースがほんの少し右にズレていました。自分ではまっすぐつけているつもりでも、実際には歪んでいたのです。しかも、毎回そのズレがクセになっていて、知らないうちにアンブシュアが偏った状態で固定されていました。
● 鏡を使ってチェックする方法
- 鏡を目の前に置く(できれば顔全体が映る大きめの鏡が理想)
- マウスピースを軽く当て、左右の位置を確認する
- 上唇と下唇の見える割合が均等かチェック
- 音を出しながら、吹いた瞬間にズレないか観察
- 数秒ごとに脱力して、再セットしながら整える
特に「音を出した瞬間にズレるかどうか」を見るのがポイントでした。私はこれで、自分が吹き始めた瞬間にマウスピースがほんの少し右へ滑っていたことに気づきました。
■ 実践して感じた効果:音の安定感とコントロールが劇的に向上
鏡を使って練習するようになってから、たった数日で大きな変化を感じました。まず、音の芯がしっかりしてきて、以前のようなフラつきが少なくなりました。特にロングトーンではその変化が顕著で、「こんなに安定した音が出せるのか」と驚いたほどです。
また、高音が苦しくなくなったのも大きな進歩でした。以前は高い音を出そうとすると唇が暴れてしまい、力みが出て余計に響きが弱くなっていました。しかし、真ん中でセットできるようになると、唇の振動が均等に保たれ、高音も自然に響くようになりました。
● 鏡チェックの継続で得られたメリット
- 音が安定しやすくなった
- ロングトーンが楽になった
- 高音が以前より出しやすくなった
- 疲れにくくなった
- アンブシュアのクセが修正され、基礎が整った
今では、ウォームアップの最初の3分間だけ鏡を使ってチェックする習慣ができました。これだけでも、アンブシュアが乱れることがほとんどなくなり、練習の質が大幅に向上しました。
■ まとめ:鏡は初心者の最強の味方
「真ん中で吹けているかわからない」という悩みは、多くの初心者が経験するものですが、鏡を使ったチェックを取り入れることで一気に改善できます。自分では気づかないズレが見えるようになり、アンブシュアが整い、結果として音の安定感や響きが大きく変わってきます。
もしあなたが今、音の不安定さや疲れやすさに悩んでいるなら、まずは鏡を置いて練習してみてください。私自身もこの方法で大きく成長することができました。きっとあなたのトランペット生活もより楽しく、前向きなものになるはずです。

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