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【トランペット初心者必見】マウスピースの位置が毎回ズレる原因と改善法|上下1:1比率で安定する吹き方のコツ
なぜマウスピースの位置がズレるのか?初心者にありがちな悩み
トランペットを始めたばかりのころ、私が最初にぶつかった壁が「マウスピースの位置が毎回ズレる」という問題でした。
練習のたびにセットが変わり、音色も安定しません。高音では上寄りに、低音では下寄りにずれ、鏡を見ると唇の真ん中で吹けていないことが多々ありました。
なぜこんなことが起こるのか考えると、主な原因は以下の3つでした。
- ・口元の筋肉が弱く、自然と上下どちらかに偏る
- ・「なんとなく」当てて吹いていて、基準がなかった
- ・息の圧力でマウスピースが動いてしまう
これでは音が日によって大きくブレてしまい、練習しても成果が感じられず、大きなストレスになっていました。
私が実践した「上下1:1比率」を基準にする方法
試行錯誤の末に出会ったのが「上下1:1の比率でマウスピースをセットする」というシンプルな改善方法でした。
これは、上唇と下唇の割合を半分ずつにする、いわゆる基準位置を決める方法です。
●鏡を使って1:1の位置を固定する練習
私はまず鏡を用意し、マウスピースを当てる際に上唇と下唇の境目がマウスピースの中心と一致するよう丁寧に確認しました。
最初は違和感がありましたが、「これが正しい基準位置なんだ」と自分に言い聞かせて継続しました。
●唇のセットを崩さない呼吸の流し方
次に気を付けたのが息の入れ方です。以前は息を強く吸いすぎて口元が動き、位置がズレる原因になっていました。
そこで私は軽く自然に息を吸い、そのままスッと流すように意識することで、マウスピースが上下に傾くのを防げるようになりました。
●ロングトーンで位置を覚えさせる
さらに、1:1の位置でロングトーンを行い、唇の筋肉に基準を覚えさせるよう意識しました。
毎日5分ほどのロングトーンを続けるうちに、「正しい場所で吹いたときの感覚」が少しずつ体に染み込み、自然と安定してきました。
改善方法を実践して得られた効果
上下1:1の比率を徹底してから、私の演奏は大きく変わりました。まず、音が驚くほど安定しました。
以前は音色が日によって変わり、高音が当たらなかったり低音が不安定だったりしましたが、今では安定して同じトーンで吹けるようになりました。
特に実感した効果は次の通りです。
- ・音がムラなく均一になった
- ・高音でも口がつぶれにくくなった
- ・マウスピースの当たりが毎回同じになり再現性が上がった
- ・アンブシュアが崩れにくくなった
練習のたびに位置を探すストレスもなくなり、音楽そのものに集中できるようになりました。
「基準位置を作るだけでこんなに変わるのか」と驚いたほどです。
まとめ:マウスピース位置のズレは「上下1:1比率」で簡単に改善できます
マウスピースが毎回ズレてしまうのは、初心者なら誰でも通る悩みです。しかし、基準を持たずに吹いていると、
いつまでたってもアンブシュアが安定せず、音も揺れ続けてしまいます。
上下1:1の比率を基準にすることで、マウスピースの位置は驚くほど安定します。鏡を使って位置を確認し、
息を自然に流し、ロングトーンで固定する。この3つを習慣化するだけで、あなたの演奏は確実に変わります。
「なんとなく」の吹き方から卒業して、安定したトランペットライフを手に入れてください。

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