目次
【トランペット初心者必見】フレーズでタンギングが続かない原因は「呼吸の配分」だった
トランペットを始めたばかりの頃、多くの初心者が必ず一度はぶつかる壁があります。それが、「フレーズの途中でタンギングが続かなくなる問題」です。
単音ではそれなりに吹けるのに、いざフレーズになると後半で音がヨレる、舌がもつれる、最終的には音がスカスカになってしまう。私自身、この悩みに長い間苦しめられました。
当時の私は「タンギングが下手だからだ」「舌の動きが遅いんだ」と思い込み、ひたすら舌の練習ばかりしていました。しかし、どれだけ練習しても状況は改善しません。
結論から言うと、原因はタンギングではなく「呼吸の配分」にありました。
この記事では、トランペット初心者の方に向けて、
- なぜフレーズでタンギングが続かなかったのか
- 筆者自身の失敗談(ちょっと笑える話つき)
- 呼吸の配分を意識した具体的な解決方法
- 実際に改善した効果と変化
これらを、初心者目線でわかりやすく解説します。
トランペット初心者が悩む「フレーズでタンギングが続かない」現象とは
初心者の頃の私は、教本に載っている8小節程度のフレーズを吹くたびに、後半で必ず崩れていました。
最初の2〜3小節は調子よく吹けるのですが、4小節目あたりから舌が重くなり、音が詰まり始め、最後は「ブフォッ…」という情けない音で終了。
そのたびに、
「今のはタンギングが甘いな」
「舌をもっと速く動かさないと」
と、自分を責め続けていました。
しかし、今振り返ると、当時の私はもっと根本的な問題を完全に見落としていたのです。
【体験談】息切れしてタンギングが崩壊した恥ずかしい思い出
忘れもしない、吹奏楽部に入って間もない頃の合奏での出来事です。
比較的シンプルなメロディーを担当していたのですが、いざ全員で合わせて吹き始めると、私はフレーズの後半で完全に息切れしました。
音は細くなり、タンギングはもはや「タタタ」ではなく「ダダダ…」に変化。最後の音はほぼ空気だけ。
指揮者がこちらを見て一言。
「君、途中で溺れてる?」
周囲はクスクス笑い、私は顔から火が出る思いでした。
その場では「すみません…」としか言えませんでしたが、内心では「舌が悪いんだ」「もっとタンギング練習しなきゃ」と、完全に勘違いした反省をしていたのです。
なぜフレーズでタンギングが続かなかったのか|本当の原因
結論から言うと、原因は息の使い方が下手だったことです。
当時の私は、
- 最初から全力で息を吐き出していた
- フレーズ全体を考えず、目の前の音だけを吹いていた
- 息の量とスピードをコントロールしていなかった
この状態では、どれだけ舌が動いても、後半で息が足りなくなるのは当然です。
タンギングは「舌の動き」だけで成立するものではありません。息が安定して流れてこそ、舌は正常に動きます。
息が足りなくなると、舌は無意識に力み、動きが鈍くなります。その結果、タンギングが続かなくなるのです。
初心者がやりがちな「呼吸の配分ミス」
トランペット初心者が陥りやすい呼吸の配分ミスには、以下のような特徴があります。
① 最初に息を使いすぎる
「しっかり鳴らさなきゃ」という意識が強すぎて、フレーズ冒頭で息を全放出してしまいます。
② フレーズの長さを考えていない
何拍分吹くのかを意識せず、結果的に途中で息切れします。
③ 息継ぎポイントが曖昧
「なんとなくここで吸おう」という曖昧な判断が、呼吸の乱れにつながります。
私もこれらをすべてコンプリートしていました。今思うと、初心者あるあるの見本市です。
【解決法】フレーズ全体で考える「呼吸の配分」
この問題を解決するために私が取り組んだのが、呼吸の配分を意識する練習でした。
① フレーズを吹く前に「どこまで吹くか」決める
まず、楽譜を見て「この息でどこまで吹くか」を決めます。これだけで、息の使い方が大きく変わりました。
② 息を一定量で流す意識を持つ
最初から全力で吹くのではなく、「最後まで持たせる息」をイメージします。水道の蛇口を少しひねるような感覚です。
③ タンギングは息の流れに乗せる
舌を主役にするのではなく、息を主役にします。舌はあくまで息の流れを区切る役割だと意識しました。
【体験談】呼吸の配分を意識したら起きた驚きの変化
この練習を始めてから、最初に感じた変化は「息が余る」ことでした。
以前はフレーズの最後で息切れしていたのに、同じフレーズを吹き終わっても「まだ息が残っている」感覚があったのです。
そして何より驚いたのは、タンギングが勝手に揃い始めたことでした。
舌を速く動かそうと意識しなくても、息が安定しているだけで、音が均等に並びます。
あれほど悩んでいた問題が、「あ、これ呼吸だったんだ」と拍子抜けするほどあっさり解決しました。
呼吸の配分を改善して得られた具体的な効果
- フレーズの最後まで安定して吹けるようになった
- タンギングが乱れにくくなった
- 無駄な力みが減った
- 合奏で注意されなくなった
特に合奏で「音が安定してきたね」と言われたときは、心の中でガッツポーズでした。
まとめ|タンギングが続かない時は「息」を疑う
トランペット初心者がフレーズでタンギングが続かない原因は、必ずしも舌にあるとは限りません。
多くの場合、その正体は呼吸の配分ミスです。
もし今、あなたが同じ悩みを抱えているなら、ぜひ一度「息をどう使っているか」を見直してみてください。
舌を責める前に、息を整える。それだけで、驚くほど吹きやすくなるはずです。
かつて合奏で「溺れてる?」と言われた私が保証します。
あなたのタンギングは、きっともっと楽に、安定して続くようになります。

コメント