姿勢とアンブシュア(口の形)を直し、「トランペットが吹けない」から脱する

トランペットの吹き方

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トランペットが思うように吹けない、イメージしたとおりの音が出せないというのは最初にぶつかる課題です。自分では息をトランペットに入れているつもりなのに、うまくいかない・・・。はじめたばかりの人になら誰にでもあることですね。

私も最初の頃は「ぶしゅー」とか「ブブブ」といった、およそ楽器の音とは思えない雑音が出ました。「なんだこれは…先輩方はなんで吹けてるんだ。という気持ちになります。

それでは、トランペットを吹くにあたって注意しなければいけない点をご紹介します。

目次

力を抜いて自然な体勢になる。

力を抜く

トランペットを吹くときに、音を出そうという気持ちがはやってしまいつい身体に力を入れてしまいます。まずははやる気持ちを落ち着けてください。

力んでしまう時点で吹けなくなってしまうのです。力むことによってブレスが出来なくなることが原因です。

ちょっと試してみてください。ぐっと両手の拳を握りしめ、体に力を入れた状態で息を吸って、はいてください。全然吸えませんし、はくこともできません。したがって、音を出すことが出来なくなるのです。

では力を抜くにはどうするか、です。まずは数回深呼吸してください。そして首や腕を回すなど、少し体操をしましょう。ほかに体が凝っている部分があればマッサージをしたりしてリラックスしてください。

心も落ち着けましょう。考え事や緊張感があるのならば一度忘れてください。深呼吸や、必要であれば瞑想もしてみるといいです。

姿勢を正す

次に、姿勢を正すことです。

ついトランペットに集中してしまうと、どうしても前かがみの姿勢になってしまいます。トランペットの方に自分の体を持っていくのではなく、まず自分の姿勢を正してその姿勢でトランペットを持ってください。

足は肩幅に開き、視線は真正面を見据え、椅子には深く腰掛けず背もたれによりかからないで座ってください。その上で楽器を持ち、大きく息を吸って吹いてみましょう。

今までとは出てくる音が変わります。

体を動かさない

さらに、吹くときに体を動かさないことです。息を吸うときに体が後ろに後ろに傾くこと、さらに吹くときに前かがみになってはいけません。

これ結構見落としがちです。呼吸法は意識できても姿勢を崩さないというのはついつい忘れてしまいます。私は何度も注意されてしまったことがあります。常に意識するようにしましょう。

ちなみに頭のてっぺんから糸が出ていて、自分が天井からつるされていることをイメージし続けると姿勢は安定しますのでやってみてください。

アンブシュア(口の形)を正しくする。

さて、ブレスの方法を正しましたし姿勢も正しました。それでも吹けない場合、アンブシュアを見直す必要があります。

アンブシュアとは口の形です。またはその機能の事を指します。トランペット本体は使わずにマウスピースだけでやってみましょう。

顔の力を抜く

まず顔の力を抜いてください。単なる真顔になってください。そして、口を閉じましょう。キッと口を結ぶ必要はありません。軽くです。口を閉じた無表情の顔をしてください。

口を閉じたらほんの少しだけ微笑むように口を「イ」の形にしてください。口の両端をイーっと引っ張らないようにしてください。あくまで「ほんの少しだけ」です。

マウスピースを軽くあてる

顔が出来上がったらそのままマウスピースを口の真ん中につけてください。真ん中からずらさないようにしましょう。上下にも左右にもずれてはいけません。鏡を見ながら真ん中についているか確かめながらやりましょう。

ぎゅーっとくっつけてはいけません、おしつけないように軽くつけてください。

腹筋を使い安定した息を出す

それではマウスピースに息を吹き込みましょう。

その際、喉を締めてはいけません。肺から喉の気管をを大きく開くイメージで息を吹きましょう。イメージとしては、「ふー」ではなく寒いときに手を温めるような「はー」というやさしい息にしましょう。

そして、安定した息の吹き方にしてください。イメージはロウソクの炎を消さずに倒したままを維持させる、といった具合です。

息を安定させるには腹筋が必要です。腹筋に適度な力を入れて一定の量の息をおくるようにしましょう。

まずはこのやり方を3日ほど続けてみてください。変化が訪れますよ。

まとめ

トランペットが吹けない状況を改善する方法は下記の通りになります。

力を抜いて自然な体勢になる。
・力を抜く
・姿勢を正す
・体を動かさない
アンブシュア(口の形)を正しくする。
・顔の力を抜く
・マウスピースを軽くあてる
・腹筋を使い安定した息を出す

これらの事を心がけると、トランペットの音らしい音が出るようになります。音を仕上げるにはまだやらなければいけないことがありますが、今のところこれで「音が出せない」という状況からは抜け出すことができます。

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