私にとって初めてのソロコンテスト、それはガチガチに緊張したものでした。
初めての一人舞台、ピアノの方はいますが集団での演奏とは違います。
視線が全て主人公である自分に向いています。
刺すような視線というのはまさにこの事だと痛感します。
ライバルや先輩、審査員の目が怖かったことを思い出します。
「さぁ、聴いてやる。やってみろ」という無言のメッセージに見えましたね。
押しつぶされそうになります。ただでさえチキンなハートがやられます。
よく「観客はジャガイモと思え」といいますが、ジャガイモに見えません。
ワニに見えます…もしくは餌に飢えた恐竜に見えるのです。
その際の、私の対処法があります。
目次
堂々とみえる演技
①まず、人の顔に焦点を合わせない事です。
なるべく遠く、会場の後ろの壁を見るようにします。
そうすると今まで感じていた刺すような視線が軽くなります。
②もしくは、むしろ観客の顔を観察することです。
一人0.5秒くらいを目安に、ぐる~っと会場の人々の顔を見渡してください。
「あ、この人芸能人の○○に似てる」
「ふふっ…この人ハゲてる(笑)」(不謹慎)
と観察すると気が紛れます。
こうして平常心を取り戻してください。
そしてこれらのやり方、堂々としている風に見えます。
①は遠くを見るようにしているので目が泳いでいるように見えません。
遠くを見るということは自然と姿勢が良くなります。これにより自信があるように見えます。
②は見られた側が「ん?今こっち見たぞ」とちょっと怯みます。
ただものじゃない感を与えることができます。
安心材料を見つける
同期や後輩が応援に来てくれているとホッとしますので先ほどの②をやりつつ探してみてください。
見つけた時は「お、いたいた」と安心します。
ここはアウェーじゃない、仲間がいるから大丈夫だと。
あとは…その中に美人がいると俄然やる気が出ます。
ときめきって、結構大事です。エネルギーになります(笑)
でもいいかっこしようなんて思わないでください。
変に力が入ってしまい普段のように吹けません。
「落ち着く」ためにやっておりますのでそこはお忘れなく。
最終的には慣れるしかない
慣れると視線というものは快感になります。
さぁ、私の演奏を聴くのだ!という気持ちになります。
神経って、図太くなるんですね。
やってはいけないこと
手前を見ることはダメです。
近いところに焦点を合わせてしまうと息が浅くなります。
逆に遠くにすると息も深く吸えますので遠くを見ましょう。
下を向いたりうつむく事も同様にいけません。
腹をくくって
とにかく、自信を持って前を向きましょう。
今まで練習を頑張ったのですからその成果を堂々と発表すればいいのです。
さあどんと構えて舞台に立ってください!