マウスピース(マッピ)に親しみ、楽しく低音と高音を出す練習をする

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トランペットを響きある音で吹くには、重要なのはトランペット本体でなく「口」です。唇をちゃんと振動させているか、口の形は無理な力の入っていない正しい形かで変わってきます。

そこを正しい状態にさせるために必要なのが「マウスピース」を使った練習です。マウスピース(略称:マッピ)はトランペット本体と口をつなぐ重要なものです。マウスピースで正しく吹けないとトランペットでも正しく吹くことはできません。

ただ、正直トランペットを吹く華やかさに比べるとマウスピースでの練習は地味でつまらないものになるでしょう…。そこで、マウスピースに親しみ楽しんで練習できる方法をご紹介いたします。

私、トラノスケが学生時代のノリでやっていた練習です。

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音階

とは言ってみたものの、その前に普通の練習をしてみましょう。

「ド」から始まる音階を順番にマウスピースだけで吹いていきます。キーボードで一つ一つ音を確認しながらやりましょう。

正確な音を確認し、最初の吹き出しの音と、伸ばしている最中の音、吹き終わりの音がどれも同じになるよう意識してください。

私の場合、音を狙って出すのがなかなか難しくて、音を外してばかりでした。唇の形を変えて音を出そうとするのではなく、口の中の舌の位置や顔の筋肉を変えて音を出すようにして下さい。

マウスピースものまね

では、マウスピースでちょっと遊ぶ感じで練習してみましょうか。

①サイレン

まず、甲子園のサイレンをイメージしてください。もしくはタレントの柳沢○吾さんの刑事もののモノマネをしてみてください。

ただあのお方は「アア~アアア」の発音でサイレンの音を再現しています。今回の練習ではそこは真似ず、「ウ」の発音でやってみましょう。声を出して「ウウ~ウウウ」とサイレンの音真似をしてみましょう。

口でモノマネ(?)をしたら今度はマウスピースを装着して吹くことでそのサイレンを再現してください。声でやるよりもなかなか音の再現率高いと思います。

②F1マシン

次に、F1マシンの走行音をマウスピースで再現してみましょう。観客席で自分の席に近づいてくるにつれて高い音がだんだん大きくなり、自分の前を通り過ぎた直後に音が低くなる通過音です。

最初は舌を口の中の上にやっておいて口の中を狭め、息を勢いよくマウスピースに吹き込んで高い音を出します。そして自分の目の前を通過した瞬間に舌をグッと口の舌の部分に下げて口の中を広げ、息のスピードを弱めてて音を低くします。

慣れてくると連続3台通過する音も再現できます。さらに遠くからマシンが近づいてくる、小さな高い音を再現できると尚良いですね。

これらのやり方では、自分のイメージする高い音・低い音の両方の練習をすることが出来ます。

③バイブ音

最後に、スマホのバイブ音を再現しましょう。「ブー ブー ブー ブー」という音ですね。
これは一定の間隔で一定の安定した音が出ますのでタンギングと息を安定させて出す練習が出来ます。

マウスピースで音を出す際には、低音は停止中のバイクのエンジン、高音はF1マシンの走行音
をイメージして吹くようにすると割と似たような音になります。

注意点

マウスピースでの練習をする際には以下の事に注意してやりましょう。

  • 低い時に下向いてないか。
  • 高い時にしゃくりあげてないか。

また、唾が飛ぶので布をあてて練習してください。ただ穴を布でふさいではいけません。吹き心地が変わってしまい無意味な練習になってしまいます。

まとめ

以上、マウスピースを使って楽しく練習する方法でした。これらの練習には下記のような訓練の目的になっています。

  • 音階では自分の音感を磨く、楽器で音をあてる訓練
  • サイレンでは音の変化を柔軟にさせる訓練
  • F1マシンでは高音を出す訓練
  • バイブ音ではタンギングと息を安定させる訓練

練習に気乗りしない時もあると思います。そういった時は「楽器を楽しむ」気持ちを持って練習してみてください!

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