弱々しい音を力強い音に変える

トランペットの練習

20161116001トランペットは目立ちます。
目立つからこそ、上手だ下手だは他の楽器と比べてもわかりやすいものです。
トランペットのメリットでもありデメリットでもありますね。

まだまだ吹き方を確立していない時は、こんな音になっています。
カサカサとした音がする(無駄な空気を含んでしまい雑音が混じる)
・どうも頼りない音がする(不安定で弱々しい)

逆に良い音というのはこのようなイメージです。
ツヤがある(響きが良い、音の通りが良い)
豊かな音(深みがある、重厚感がある)

では、良い音を出すための訓練をしていきましょう。

目次

トランペットは体で鳴らす

まずは腹式呼吸です。胸式呼吸はダメです。
これをしっかりやらないとあとは何をやっても無駄でになってしまいます。
豊かな音とは空気の量と安定感によって生まれます。
肺の奥深くまで息を吸い込み、安定したスピードで吹けるようにしましょう。

そのためには腹筋です。
日頃腹筋を鍛えておけば豊かな音は出しやすくなります。

また、体全体で響かせるようにしてください。
体の力を抜き、吹くときに体全体で共鳴させるとツヤのある音が生まれます。
トランペットだけではなく、自分が楽器になったというイメージをしましょう。
無駄な力が体に入ってしまうと、響かなくなってしまいますので注意してください。

そして、どんな音を出したいかというイメージはとても大事です。
お手本となる音を聞いて聞いて聞きまくって頭に記憶させてください。
そして吹くときにその音をイメージするようにしましょう。

音は頭からポーンと出すイメージをしてみてください。
首の後ろ側から真上に飛ばす感じです。
前に飛ばすイメージだと口の方に力が入ってしまいます
上に飛ばすイメージだと腹筋に注意が向きます。
近いイメージでは、裏声を出す時のようなものです。

さらに、息の勢いは必要です。
バッティングセンターのエアー式ピッチングマシンは、空気の力でボールをスポーンと飛ばしてきますよね。
それと同じ感覚で、勢いよく出すことも必要です。
その際は、安定した量で勢いよくやってください。
最初だけ勢い良く吹いてすぐ弱くなってしまってはただの破裂音にしかなりません。

演奏は体力勝負

スタミナ不足では良い音は出ません。
私はもともと体が弱かったのですぐスタミナ切れを起こしました。
そうなるとすぐ音が弱々しくなってしまったのです。
合奏の時は大変です。
「音が小さい!しっかりやれ!」と注意されても、出来なくなってしまっているのですから。

楽器を吹くことは結構な運動量です。
よく食べ、よく運動してスタミナをつけるようにしましょう。
華麗に見えますが、その実は激しい運動にも似ているのです。
スタミナつけて損はありませんから頑張ってください。

楽器とは、極端な話だとただの道具なんです。
道具は使う人がちゃんとしていないと使いこなせません。
そのため使う側、つまり自分の体をしっかりと作り上げておくことが必要です。
せっかく買った楽器です。
ぜひ、使いこなせる体をつくって良い音が出せるようにしてください。

以上になります。
重要なのは「体作り」と「イメージ」です。
地味ではありますが、やることによって得られる効果は大きいです。
ぜひ、試してみてください。

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