寒い時期になってまいりました。
冬はアンサンブルコンテスト、そしてソロコンテストの時期になります。
合奏とは違い、アンサンブルは少人数、ソロは一人での勝負です。
そのため自分の実力がダイレクトにわかる機会でもあるのです。
ということは、練習が欠かせません。
目次
寒さと体
寒い時期になってくるとどうしても練習に制約が出てしまいます。
それは体が冷えてこわばってしまい、普段力を入れない所に力が入ってしまうからです。
真冬に外に出ると、体が縮こまってしまい大きな声が出せない経験はあるかと思います。
私は確実に猫背になって顔も引きつり、小声で「寒い」しか言葉を発しなくなります(笑)
楽器を吹くときも同じです。
小声で「寒い」しか言えない状況で楽器なんて到底吹けません(笑)
吹けたとしても風量が少なくなっているため音程が低くなります。
練習は暖かい場所で
寒い時期は暖房のきいた部屋で練習をするしか最善の策はありません。
身体の力をリラックスできる温度に設定してください。
演奏する時にだんだん体が温まってきますので、そこまで温度を上げる必要はありません。
暖房のきいた部屋であまりうるさくできないのであればサイレントブラスやミュートを使用して練習すればあまり周囲の迷惑に
はなりません。
ここでそもそもの話をしてしまいますが、コンテストは空調のきいた屋内で行われますので寒いところで練習してもあまり効果
がありません。
本番の環境にできるだけ近づけて練習してください。
どうしても寒いところで練習する場合
とはいえ、いつでもそんな都合のいい環境があるわけではありませんよね。
それでは寒い場所で練習することになった場合はどうすれば良いのでしょうか。
①まずは、身体の力を抜く事です。
力が入ってしまった状態ではブレスがしづらくなります。呼吸が浅くなってしまうのです。
そのため体を伸ばす等ストレッチをしてください。
②そして、腹式呼吸を意識するようにしましょう。
空気をお腹いっぱい入れて吹くことを意識すると良いでしょう。
③あとは楽器を音を出さずに空気を送り込むように吹いて温めると効果はあります。
両手に「は~」っとするときの「は~」を楽器の管に送り込むのです。
ですがあまり長く効果は続きませんので注意してください。
この3点に注意して練習するようにしてください。
こまめに注意してください。気づくと寒さで力んだり息が浅くなったりしますので。
吹かない練習もある
寒すぎて練習が出来ないのであれば、無理に練習するよりも筋トレなどの別のメニューをやった方が為になります。
腹筋などの筋トレをやって体作りをすること、ランニングをするなどして体力をつけること、楽器を吹くためには大事なことで
す。
もしくは暗譜すること、イメージトレーニングをすることもあります。
吹くことができない時はそれ以外の部分でできることがありますのでそれをやるようにしましょう。
まとめ
寒い時期は他の季節とは違って特有の制約があります。
その制約の中で効率的に練習をすると、他の人よりも相対的に多く練習できますから上達も早くなります。
この冬でライバルに差をつけてしまいましょう!
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