トランペットはどんな部品でできているのか

トランペットの仕組み

トランペットというのは一つの管がぐるぐる巻きになっているわけではありません。
管が分岐したり、ピストンと呼ばれるスイッチのようなものがあります。

目次

マウスピース

楽器を吹くときに唇を振動させます。
そして息を吹き込みます。
これら二つを楽器本体に伝える重要な役割を担っているのがマウスピースです。
略称は「マッピ」と言います。
これが違うだけで音は変わります。吹き心地も違ってきます。

マウスピースレシーバー

マウスピースを差し込む部分です。

マウスパイプ

音や、吹き心地はここで担っています。
ここに汚れがたまっていると音は響きません。
掃除をこまめにしてツルツルの状態をキープすることで音色は響きます。

指掛け(フィンガーフック)

文字通り、楽器を構える時に指をかける部分です。
皮膚から出る脂や垢がこびりつくと塗装がはげたり汚れが取れなくなりますのでこまめに優しく拭きましょう。

主管抜差管(チューニングスライド)

チューニングとは、楽器の音程を合わせることです。
音程が標準よりも高ければちょっと抜いて管を伸ばし、音程を下げます。
逆ならば差して音程を上げます。
お手入れではスライドグリスを使用します。
これを塗ることでスムーズに抜差しが出来、そしてそのままをキープすることができます。
スライドオイルだと勝手に動いてしまいキープできないので注意してください。

第1抜差管、第3抜差管

チューニングは原則として主管抜差管で行いますが、ピストンを押すことによって音を変える場合に
どうしても音程が合わない場合があります。(第1,第3の場合のみ)
その時は該当の管の抜差しで音程が変えます。
お手入れではチューニングスライドオイルを注油します。
スムーズに、そして自在に抜差しが出来ます。

第2抜差管

第2抜差管は特に使いません。
お手入れの掃除する時に抜いて汚れを取るくらいです。
ここにはスライドオイルを塗っておいてください。

第1ピストン、第2ピストン、第3ピストン

吹くときに自分に近い側から順番に、第1、第2、第3と数えます。
音を変える部分で、ここを押す組み合わせによって様々な音を出すことが出来ます。
オイルをさしておかないと動かなくなってしまうので、演奏後や動きが悪くなったなと感じたらさすようにしてください。
さし過ぎるとオイルまみれになるのでこまめに拭き取るか、洗浄をするようにして下さい。

ウォーターキイ(つばぬき)

楽器を吹くと内部に水が溜まります。いわゆる「ツバ」です。
吹いた息には水蒸気が含まれますが、それが冷えて液体になったものです。
ウォーターキイをつまんでこまめに抜いてください。
そうしないと「ボルルルルルル」と言った変な音が吹いているときに混じってきます。
液体(ツバ)も震えてしまうのです。

第1トリガー・第3トリガー

指を置く場所なので指掛け(フィンガーフック)と同様に気を使ってください。

バルブケージング

ピストンの下部の部分です。
汚れが溜まることがあるので綿棒などで取り除いてください。

ベル

最終的に音が鳴り響く場所です。
ここをぶつけて凹ませたりしてしまうと音色が変わることもありますし、そもそも見た目が悪くなります。
ちなみにエンゼルトランペットという植物は、花がこのベルの形に似ていることからそう呼ばれています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました